リアルタイム細胞アナライザー
xCELLigenceシリーズ

同一ウェルの細胞を生きたままラベルフリーで経時的に測定

リアルタイム細胞アナライザー xCELLigenceシリーズ

xCELLigence RTCA ソフトウェア

xCELLigenceシリーズのオペレーション&解析ソフトウェアをご紹介します。

標準ソフトウェア

RTCA Pro ベーシックソフトウェア(for DP/SP/MP/ HT)

RTCA Pro ベーシックソフトウェアは、すべてのxCELLigence DP/SP/MP/HT システムに標準付属する基本ソフトウェアです。アッセイのセットアップ、データ取得、解析を行っていただけます。

※ がん免疫実験(免疫細胞やウイルスによるがん細胞キリング)には RTCA Pro IMT ソフトウェア(オプション)がお奨めです。

RTCA Pro ベーシックソフトウェアの基本的なワークフローは下記のとおりです。

ステップ1(プレートレイアウト)
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ウェルごとに実験群の情報(細胞腫、細胞数、薬剤処理、薬剤濃度など)を入力します。エクセルに似た操作のオートフィリング機能を使ってcell number titration、薬剤用量(薬剤濃度)のグラジエントを簡単に入力できます。

ステップ2(データ取得条件の設定)

電気抵抗データの取得頻度(例:15秒に1回取得)、データ取得数(1,000回取得)などを設定します。薬剤等の投与のタイミングを決めることもできます。

ステップ3(データ取得)

Runボタンを押すと電気抵抗値のレコーディングを始めます。各ウェルの電気抵抗値の変化がプロットテーブルにリアルタイムに表示されます。ステップ2で決められたエンドタイムポイントよりも先に実験を終えたい場合はその時点で終了ボタンを押すと測定がストップします。

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ステップ4(データ解析)

実験群ごとの平均値、標準偏差、CVの計算などを自動的に行い、横軸を時間とするグラフとして表示できます。また任意のタイムポイント(通常は薬剤投与の前後どちらかのタイムポイント)で全ウェルの電気抵抗値をノーマライズ可能です。それだけでなくEC50/IC50の計算など多様な解析アルゴリズムをご利用いただけます。

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RTCA Lite ソフトウェア(for S16)

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RTCA Liteソフトウェアは、xCELLigence S16に標準付属するソフトウェアです。アッセイのセットアップ、データ取得、解析を行っていただけます。

RTCA Liteソフトウェアでは、いくつかのアプリケーションについてテンプレートがインストールされています。そのテンプレートをモディファイすることでアッセイのセットアップができます。基本的なワークフローは下記のとおりです。

ステップ1(プレートレイアウト)

ウェルごとに実験群の情報(細胞腫、細胞数、薬剤名、薬剤濃度など)を入力します。エクセルに似た操作のオートフィリング機能を使ってcell number titration、薬剤濃度のグラジエントを簡単に入力できます。

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ステップ2(データ取得条件の設定)

電気抵抗データの取得頻度(例:15秒に1回取得)、データ取得数(1,000回取得)などを設定します。薬剤等の投与のタイミングを決めることもできます。

ステップ3(データ取得)

Runボタンを押すと電気抵抗値のレコーディングを始めます。各ウェルの電気抵抗値の変化がプロットテーブルにリアルタイムに表示されます。ステップ2で決められたエンドタイムポイントよりも先に実験を終えたい場合はその時点で終了ボタンを押すと測定がストップします。

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ステップ4(データ解析)

実験群ごとの平均値、標準偏差、CVの計算などを自動的に行い、横軸を時間とするグラフとして表示できます。また任意のタイムポイント(通常は薬剤投与の前後どちらかのタイムポイント)で全ウェルの電気抵抗値をノーマライズ可能です。それだけでなくEC50/IC50の計算など多様な解析アルゴリズムをご利用いただけます。

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がん免疫キリングアッセイ用オプションソフトウェア

RTCA Pro IMT ソフトウェア(for DP/SP/MP)

RTCA Pro IMTソフトウェアは、がん免疫実験(免疫細胞や腫瘍溶解性ウイルスによるがん細胞キリング)のために開発されたオプションソフトウェアです。xCELLigence DP / SP / MP / HTそれぞれに対応したパッケージがございます。

※ RTCA Pro IMTソフトエアはxCELLigence S16ではご利用いただけません。

RTCA Pro IMTソフトウェアを用いると、Cell Index(電気抵抗値)のデータを% Cytolysisデータ(あるいは% Specific Cytolysisデータ)に自動変換することができます。また、様々なコントロール(ターゲット細胞のみ、エフェクター細胞のみ、100% lysis、Mock T細胞など)を用いることで、% Cytolysis(% Specific Cytolysis)の補正を自動で行っていただけます。

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RTCA Pro IMT ソフトウェアの機能の詳細については下の動画をご覧ください。

下記のような様々なモダリティの実験に使用できます。

  • NK細胞
  • チェックポイント阻害
  • CAR-T細胞 / TCR-T細胞
  • 腫瘍浸潤リンパ球
  • BiTE抗体
  • 腫瘍溶解性ウイルス
  • ADCC
  • 複合がん免疫療法