微量分光光度計・蛍光光度計
DS-11シリーズ

使い勝手の良さと確かな性能をあなたのラボに

微量分光光度計・蛍光光度計 DS-11 シリーズ

卓越したテクノロジー

DeNovix社 DS-11シリーズでは、微量吸光度測定、キュベット吸光度測定、蛍光測定の3つのモードを利用可能です(対応測定モードは機種により異なります)。それぞれの測定モードにDeNovix社ならではの優れた技術が詰め込まれています。

微量測定モード

liquid path

Smartpath Technology

DS-11シリーズの微量測定モードには、その液柱形成技術としてSmartpath Technologyが搭載されています。

Smartpath Technologyでは、液体サンプルは引っ張り上げられるのではなく、常に圧縮される方向で力で液柱が形成されます。そのためサンプルを多めに載せる必要なく、本当に1μLで液柱切れの心配が少なく測定できます。DNA/RNAサンプルはもちろん、液柱きれが心配な界面活性剤を含むタンパク質サンプルでも、安心して測定していただけます。

光路長(液柱の高さ)はサンプルの濃度にあわせて自動でコントロールされます。高濃度サンプルから低濃度サンプルまで正確な定量が可能になります。

Bridge Testing

微量分光測定では液柱切れが最も心配です。液柱切れが起きるとサンプルの濃度を正確に測定することができなくなります。DS-11シリーズは、Bridge Testingと呼ばれる技術により、サンプル測定中に常に液柱の状態をモニタリングしています。

smartpath_bridge_testing

SmartQC Contamination Alerts

吸光度による濃度定量は、サンプル中に同じ波長に吸光を持つコンタミネーション物質が存在すると、濃度を過大評価する恐れがあります。

DS-11は、レシオ値をモニターすることで、コンタミが存在する可能性が高い場合に測定者にアラートでお知らせし、実験改善のヒントとなる情報を提示します。

また、1つ前のサンプルの拭き残りがないかを確認するSurface Check Alert機能も備えています。

Purity-ratio-alert-dsDNA-cropped

Always Calibrated

DS-11シリーズは光路長(液柱の高さ)をコントロールするスクリューモーターの回転数から自動的にキャリブレーションを行う機能を備えています。そのため日常的なキャリブレーションは不要で測定値に常に自信を持っていただけます。

微量吸光度測定モード:主なアプリケーション
dsdna

2本鎖DNA(A260法)

ssdna

1本鎖DNA(A260法)

rna

RNA(A260法)

a280

精製タンパク質(A280法)

peptide

ペプチド(A205/215法)

microarray

マイクロアレイ

labelled_protein

ラベルタンパク質

colorimetrics

タンパク質比色定量

formulamethods

カスタムメソッド

uv_vis

UV-VIS スペクトル

キュベット測定モード

Cuvette measurement

低濃度サンプル測定

キュベット測定モードでは、微量測定の20倍低濃度のサンプルまで定量可能です(光路長1cm時)。キュベット測定の検出下限はdsDNA 0.04 ng/μL、BSA 0.002 mg/mLです。

菌濁度測定

大腸菌などの菌濁度の測定にはキュベット測定が適します。光路長1cmのキュベットを用いて測定することで菌濁度(O.D. 600)を正確かつ再現性高く測定することが可能です。

カイネティクス測定

キュベット測定モードではカイネティクス測定アプリを使用できます。ユーザーが設定した2つの波長で、任意の時間と測定間隔で吸光度をモニタリングします。温度設定範囲は37~45 ℃です。酵素反応の測定などに適します。

キュベット吸光度測定モード:主なアプリケーション
od600

OD600 菌濁度測定

kinetics

カイネティクス測定

colorimetrics

タンパク質比色定量

stdcurve_methods

カスタムメソッド

uv_vis

UV-VIS スペクトル

蛍光測定モード

Fluorescence measurement

超低濃度サンプル測定

蛍光試薬を用いたDNA/RNA/タンパク質測定では、吸光度測定では達成できない超低濃度サンプルの定量が可能です。

特異的定量

目的の生体分子に特異的に反応する蛍光試薬を用いることで、夾雑物存在下でも目的物質だけを特異的に高精度に定量することが可能になります。

4つの蛍光チャンネル

DS-11シリーズの蛍光測定可能モデルには4つの蛍光チャンネルが搭載されているため、様々な用途での使用が可能です。励起光源には長寿命のLEDが用いています。

※蛍光測定可能モデルは下記の4モデルです。

・DS-11 FX

・DS-11FX+

・拡張式蛍光測定モジュール(FX Module)

・QFX(蛍光測定専用モデル)

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蛍光測定モード:主なアプリケーション
fx_DNA_sized

2本鎖DNA(フルオロ)

fx_ssdna

1本鎖DNA(フルオロ)

fx_RNA

RNA(フルオロ)

fx_protein

タンパク質

fx_custom

カスタムメソッド(蛍光)

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ベーシック蛍光測定

幅広い蛍光定量キットに対応

DNA、RNA、タンパク質の定量のための幅広い蛍光定量キットをお使いいただけます。 DeNovix社の蛍光定量キットだけでなく、Qubitを含めた各社のキットを測定するためのモードを備えています。

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二本鎖DNA定量キット

  • DeNovix dsDNA Broad Range
  • DeNovix dsDNA High Sensitivity
  • DeNovix dsDNA Ultra High Sensitivity
  • Quant-iT PicoGreen
  • Quant-iT  dsDNA HS
  • Quant-iT  dsDNA BR
  • Qubit dsDNA BR 
  • Qubit dsDNA HS
  • Quantifluor dsDNA
  • Quantifluor One dsDNA
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一本鎖DNA定量キット

  • Quant-iT OliGreen
  • Qubit ssDNA
  • Quantifluor ssDNA
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RNA定量キット

  • DeNovix RNA Assay
  • Quant-iT Ribogreen
  • Quant-iT RNA BR
  • Quant-iT RNA HS
  • Qubit RNA BR
  • Qubit RNA HS
  • Quantifluor RNA
  • Quant-iT microRNA
  • Qubit MicroRNA
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タンパク質定量キット

  • Quant-iT Protein
  • Qubit Protein

吸光度測定と蛍光測定の比較はこちら