スライドが要らない自動セルカウンター
CellDropシリーズ

スライドレス自動セルカウンター CellDropシリーズ
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微量分光光度計と同じ方法で測定できる初めてのセルカウンター

ーDirectPipette Technology(特許取得済)ー

CellDropシリーズは、微量分光光度計(DS-11シリーズ)のテクノロジーを応用して作られた自動セルカウンターです。

独自のDirectPipette Technology(特許取得済)により使い捨てスライドを使用せず細胞懸濁液を直接のせて測定できます。

操作は極めて簡単! 細胞懸濁液を装置の測定台にのせて→測って→拭くだけです。

これまでのセルカウンターよりも簡便かつ迅速にセルカウントができて、年間の消耗品コストを大幅に削減できます。

また、高い画像認識技術とフレキシブルなパラメーター設定により、目視によるマニュアルカウントに匹敵するが細胞認識を実現することができます。

これまで経験したことのない便利さ

1
  • のせて→測って→拭くだけの極めてシンプルな操作性
  • わずか3秒で測定を完了(明視野測定の場合)
  • 蛍光測定も約8.5秒で完了
  • 7 x 102 cells/mLの低濃度から測定可能
  • 使い捨てスライドを必要としないためコストを大幅に削減
  従来のセルカウンター CellDrop
スライド 必要 不要
測定方法 スライドにサンプルを注入 サンプルを直接のせて、測って、拭くだけ
測定時間 約10~30秒 約3~8.5秒
測定濃度 1×104~ 107  cells/mL 7×102~2.5×107cells/mL

蛍光染色によるセルカウントと細胞生死判定も可能

自動セルカウンター CellDropシリーズには、明視野測定専用のCellDrop BFと、明視野測定に加えて蛍光測定も可能なCellDrop FLの2モデルがございます。蛍光染色によるセルカウントは明視野法にはない利点がございます。

 
2

トリパンブルー法(明視野)

1

蛍光染色法(AO/PI法)

生死判別 死細胞の細胞質を青く染色する
混在している細胞片や血小板、赤血球も染色
生細胞と死細胞の核をそれぞれ別の蛍光試薬で染色
無核細胞の影響 無核細胞もカウントされる 無核細胞はカウントされない
デブリの影響 デブリも間違って細胞としてカウントされやすい デブリはカウントされない
細胞の種類 ○ ほぼすべてのセルラインに適用可能
△  初代培養細胞やPBMC
○  ほぼすべてのセルラインに適用可能
○  初代培養細胞やPBMC

サンプルの種類に応じた適切な生死判定法の選択ガイドはこちら

明視野カウント vs 蛍光カウントの比較

明視野カウント法(トリパンブルー法)と蛍光染色カウント法の比較についてさらに知りたい方は下の動画をご覧ください。

難しい細胞やサンプルを正確にセルカウント

CellDropセルカウンターは非常に高精度な画像認識アルゴリズムを搭載しています。また最小4μmから最大400μmのオブジェクトまでカウントが可能です。

これまでの自動セルカウンターで諦めていた細胞や上手くいかなかった細胞でも諦める必要はありません。CellDropを用いてもう一度トライしてみましょう。

CHO clumped cells

クラスター化したCHO細胞

(明視野)

MRC5 ICM - irregular

歪な形の動物細胞

(明視野)

PBMC_FL_RBC_Background

PBMCを赤血球中からカウント

(蛍光AO/PI法)

vitality_result_yeast_scale

酵母のカウント

(明視野)

yeast-cells-counted

酵母のカウント

(FDA/PI蛍光法)

Isolated_Nuclei

単離された核のカウント

(AO/PI蛍光法)

EasyApps Software

CellDropの操作は、装置前面のタッチパネルで行います。ラボグローブを着けたままでも快適にタッチ・スワイプ・ピンチの操作が可能です。アイコンをクリックすることで、様々な測定アプリあるいは機能を呼び出していただけます。

ICON_ALL

測定メソッドと搭載機能

明視野測定のためのメソッド
1appCountBrightfield
2appCountTrypan
Primary Cell Trypan Blue
Brightfield Trypan Blue

Primary Cell

(Trypan Blue)

蛍光測定のためのメソッド
1appCountAO
2appCountPI
3appCountAOPI
4appCountYeast
1appCountGFP
Primary Cell AOPI

AO

(Acridine Orange)

PI

(Propidium lodide)

AO/PI Yeast GFP Transfection

Primary Cell

(AO/ PI)

ユーティリティ
appAccounts
appData
2appCountCustom
Calculator
User Accounts Data Custom Methods Calculator

セルカウントを便利にするソフトウェア機能

プレビュー

プレビュー画面によりフォーカスを確認・微調整します。

bf preview

測定結果

測定結果の画面では左に数値データ、右に画像が表示されます。画像上でカウントされた細胞を確認いただけます。

上:トリパンブルー測定の結果

中:AO/PI測定の結果

下:GFP発現効率測定の結果

2

画像表示法の切り替え

蛍光測定による測定結果では、蛍光画像だけでなくて、明視野画像をバックとする蛍光画像の表示も可能です。

PBMC dual fl and BF

細胞サイズによるゲーティング

測定結果からヒストグラムを使用して、細胞サイズによるゲーティングを行っていただくことができます。特定の細胞集団の結果に絞り込んだり、デブリを結果から取り除くことに役立ちます。ゲーティング結果にも反映されます。

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希釈率の計算

セルカウントの結果と濃度を入力することで、希釈率を計算します。煩わしい濃度計算に頭を悩ませることがありません。

名称未設定 1

細胞認識パラメーター

細胞直径、真円度(Roundness)、染色強度などのパラメーターを変更してメソッド保存していただけます。

名称未設定 2

21 CFR Part11への対応

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CellDropソフトウェアはアクチベーションコードの追加購入によりは21 CFR Part 11に対応可能です。
GxPバリデーション環境下でもご使用いただけます。

  • アクセスのパスワード保護
  • 電子署名コントロール
  • ユーザーアカウント管理
  • 監査証跡
  • データ管理とエクスポート管理

21 CFR Part 11の対応ドキュメントをダウンロード

モデル比較

自動セルカウンター CellDropシリーズ 2モデルの仕様比較はこちらです。

  明視野モデル 明視野+蛍光モデル
CellDrop BF - straight
CellDrop FL -straight
  CellDrop BF CellDrop FL
トリパンブルー法によるセルカウント
AO/PI法によるセルカウント
GFP発現効率の測定
ダイナミックレンジ 7 x 102 ~ 2.5 x 107 cells/mL 7 x 102 ~ 2.5 x 107 cells/mL
細胞直径レンジ 4 ~ 400 μm 4 ~ 400 μm
サンプル必要量 5 μL(チャンバー高:50μm時)
10 μL(チャンバー高:100μm時)
40 μL(チャンバー高:400μm時)
5 μL(チャンバー高:50μm時)
10 μL(チャンバー高:100μm時)
40 μL(チャンバー高:400μm時)
測定時間 3秒(明視野 @ 1 x 106 cells/mL)

3秒(明視野 @ 1 x 106 cells/mL)

8.5秒(蛍光 @ 1 x 106 cells/mL)

サンプル測定面の材質 光学サファイア 光学サファイア
明視野光源 530 nm LED 530 nm LED
蛍光光源 470 nm LED
蛍光検出波長 530nm ±25 nm
645nm ±37 nm
画像サイズ 2048 x 800 pixel (3.15 MB) 2048 x 800 pixel (3.15 MB)
カメラ Basler daA2500- 14µm Basler acA2040-55µm
検出器 ON Semiconductor MT9P031 Sony IMX265
接続 WiFi, Ethernet, HDMi, USB WiFi, Ethernet, HDMi, USB
内蔵ストレージ 120 GB SSD 120 GB SSD
ディスプレイ 7インチカラー液晶タッチパネル 7インチカラー液晶タッチパネル
装置サイズ W21 x D37 x H18 cm W21 x D37 x H18 cm
装置重量 8 kg 8 kg
保証期間 2年間 2年間

アップグレード

明視野モデル(CellDrop BF)から明視野・蛍光モデル(CellDrop FL)へのアップグレードが可能です。

*詳細は別途お問い合わせください。

2通りのご購入方法をお選びいただけます

CellDropシリーズは、測定回数に制限のない無制限モデル(UNLTD) の他に、測定回数をライセンスコードとしてご購入いただくPay-As-You-Go(PAYG)の2通りのご購入方法をご選択いただけます。

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PAYG(Pay-As-You-Go)について

● 装置本体の価格が無制限モデルよりも安価です。

● 無制限モデルへのアップグレードをいつでも行っていただけます(別途費用がかかります)。

● ライセンスコードは使い捨てスライドの購入よりも安価です。